特殊メイクアーティスト梅沢壮一が
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舞台「海のホタル」。
category: - | author: ume

IMG_8734.jpg
今日から始まった紀那キリコさん出演のお芝居。
保険金目当てで夫と息子を殺害した女性が、何故そうした悲劇を起こしたのかを描く。

初めて訪れたが、劇場は南北線の志茂駅にあるTBスタジオという、一軒家を改造したような小屋。
演出家の方が実際に2階に住んでいるとのこと。
重たく感情剥き出しな役者のガチ芝居を、モノを投げれば当たるほどの近さで受け止める。
手作りの床ゆえ、ケツが痺れて体勢を変えるとベニヤが軋む。
そのギギギギ音で出演者の意識を邪魔してはマズイ!と、なんだろ、観客も試されているような空間だった。

舞台ならではの表現や熱意が感じられたお芝居はいつも勉強になる。
限られたキャストを上手く使って、途中で黒子をやらせたり、しかもそれがストーリーの深読みに繋がったりと、
今作も興味深い演出が多々あった。

クズ男に翻弄されて感情の糸がぐちゃぐちゃに絡まり、結果、負の塊と変貌する。終いには愛しき我が子を殺めてしまう主人公の女性には、
「ダメだろそんな男!とっとと逃げろ!!」ともどかしく思うも、その弱さと生真面目さと愛情深さはとても他所のこととは思えず。
そんな「いそうな」女性を演じた智順(ちすん)さんがとても素晴らしい。
ちゃんとそういう人に見える。同情したくなる魅力的な女性になっている。


片や芝居が良かっただけにとても気になった点。
再び小屋の話しだが、「会話劇ですので、携帯はマナーモードの音も気になってしまいます。電源をオフでお願いします」と
定番の挨拶があったけど、防音的な対策をとっている訳でもないから、外の車とか、まあ結構聞こえる。
けどそれは受け入れる。
デリケートさが足りないなと思うのは、物語終盤、BGM無しで展開される彼女の緊迫した独白シーンで、恐らくその「オフのお願い」をした
演出家と関係者の話し声が外からずっと聞こえていたこと。携帯バイブ以上に気になった。
もう一点は、素晴らしいエンディングシーンで暗転となる瞬間、BGMの絞りが雑にブツッと終わり、続いて場に全く合わない
カーテンコールの音楽が流れたこと。
個人的に浜田省吾が好きじゃないってのもあるが、唐突な爽やかさの「悲しみは雪のように」は、物語に入り込んだお客の余韻を突き放した。

勉強不足だったけど、このお芝居は10年ほど前に亡くなった大竹野正典さんという方が書かれたらしく、何度か再演されているらしい。
それだけあって内容は本当に素晴らしかったです。
TBスタジオにて3/8(日)まで上演しています。

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